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最初に考えたのは前席の間にあるセンターコンソールのトレイ部分である。表示パネルがかなり低くなるが、シフトゲートパネルの下にうまく収まればすっきりする。トレイの上に置くには高さが足りず、また、トレイの奥に行くほど幅が狭くなり、トレイの土台ごとカッティングするなどかなりの加工が必要になる。試作用に入手したセンターコンソールパーツを加工しながら、実装の具合を検討したが、奥行きがさほど取れないので、どうしてもシフトパネルよりは前にせり出し、さらにあまり低くもできないので、シフトレバー操作に干渉する。このプランは没とした。
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次に考えたのはセンターコンソールのボックスである。表示パネルを上向きにして中に入れ、操作するときは蓋を開けて行う、操作しにくいならチルト機能のおかげでディスプレイ部は取り外しできそうなので蓋の裏側につけてもいいなとアイディアを膨らませた。小物入れをなくすことになるが、センターコンソールの他の部分を加工することなく、さりげなく追加ナビを実装できそうだ。 懸念したCDの垂直出し入れも問題なくできることを確認し、さっそく取り付け用の穴を空けたり、固定具を準備したが、電源配線関連でMZ200の取り付けマニュアルを改めて見たときに、ジャイロセンサの関係か設置姿勢を水平から30度以内にすることとあるのに気が付き、オーディオとしてではなくナビとして利用する以上看過できない事項だとして幅が狭く水平設置ができないボックス内への実装を断念した。
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次のプランはセンターコンソールのドリンクホルダ部分への設置である。2つのドリンクホルダを失い、また、見た目も損なうことになるが、もうここしかない。なんとか2DINの幅180cmがナビの奥行き分は確保できそうなので、最終的にここに置くことに決定し、コの字アングル2本で土台を組み、ワゴンR用のブラケットを入手して超低頭ねじで固定、表示パネルを切り離して本体を取り付けた。
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